THE 39 STEPS@シアタークリエ
見てるうちに2014年版の記憶がよみがえってきて懐かしかった。好きな作品だな。
クラウンの動きとか舞台表現の仕方とかメタいんだけど、1幕ラストの緊迫感とか最後すべてがつながる鮮やかさとかそれでもメタが超越してくる感じとか好き。
100%コメディだけど、ドイツとかイギリスとか物語の背景も理解できるようになっていた。
クラウンふたりは同業のミュージカル俳優じゃない方が絶対面白い!おふたりとも器用でおもしろと段取りを両立してた。
まず前説で始まる。コメント求めるけど絶対喋らないでねみたいな説明をしていて、たしかにご時世的にも困りそうなので最初に説明しとくの親切だった。拍手が欲しいところは拍手ボードがあがる作りになっていたり、その辺の整理が綺麗で良い。
ハネイがいい奴で、出会う異性にすぐ心奪われちゃうけどアホではないし、劇中でも何度も説明されるように魅力的で、元基くんで見たい!!!って役だった。
相手がソニンちゃんなのも対等な感じがして良い。セクシーなとこもあるけどいやらしくなく絶妙な感じで、役者の関係性が良いように作用している気がした。
車からホテルまでのくだりとか普通にロマンスものとしてドキドキした。
舞台に戻ってきてくれたことが嬉しいです。
海宝直人CONCERT「Break a leg!」@大阪シンフォニーホール
ものすごく歌が上手い!!!生で聴きたかった曲が聴けて最高でした。
朗読のターンもあり、すごく素敵だった。明確に芝居スイッチがONでキラキラ。
MCは「皆さんご存知でしょうけど」のテンションで喋りたいこと喋ってる感じで良かった。頭から全部説明してくれる推しが多いので新鮮。
EDGES@WWホール
緩やかに連なるかっこいい楽曲とスキルフルな6人でとても楽しかった。
とにかく女性陣2人が超かっこいい。
豊原さんの声好き。ダントイさんラップがかっこよい。ゴリゴリだけでなくエモーショナルな感じもしっかりあって、あの曲好き。
成河さん踊ってるのちゃんと見るの初めてかもしれん。ぐんって引っ張られるモーションとか、いちばん上の台からジャンプ→前転したり、動きが好き。
In Shortはみじめで恥ずかしくてぐちゃぐちゃなのが上手すぎる。見てて頭抱えたくなるくらいはずい。
屋良っちは私が子供の頃からずっとかっこいいね。ダンスが気持ち良い。
I hmm you のプレイボーイ顔が好き。他の曲もだろうけど、この曲は何人でやるか、どの属性の人がいるか、で意味合いが全然変わってきそうなのが面白い。
6人が並んで身長差がそれほどないのも他の作品であまり見ない光景で良かった。
年上チームが年齢不詳なのもあるけど、ルーツや年齢が"言及すべき差異"みたいにならないような印象があった。
神州無頼街(ライビュ)
ラストが強すぎる!!!アニメ化続編待ったなしだった。その後のふたりが見たい。
わたしが見た中ではだけど、男ふたりで一旦ハッピーに俺たちの旅はまだ続くぜエンドなのけっこう珍しいのでは。大体どちらかがいなくなるイメージ。
永流が月の男だけど案外ファニーで、草臥は太陽の男だけど闇があるバランスも好きにならざるを得ない。
揚羽お嬢様が好きでした。葉月ちゃんだってしばらく分からなかった。ゆるっとした役の印象が強かったけどイケイケな姉さんもかっこいい。
いつものミュージカルパロ、川渡るシーンで状況とアウトロはオペラ座だけど、歌メロは闇広混じってるし、イントロは普通に洋楽っぽくて、何が何だかだった。
LOOSER2022 音尾さんトーク(ライビュ)
音尾さんがMCなしで割と正面からお芝居のお話されるの聞けたのとても嬉しかった。去年のナクストから続く個人稼働だけど、結果的に5人でいたらあまり聞くことがない話を聞くことができてとても嬉しい。
グレー基調の派手めセットアップに伸びつつある髪の毛がめちゃかっこいい。
今日は「つまりこれはファンイベントなんでしょ?」って言って用意してもらった衣装からいちばん派手なのを選んで、MCもいらないですってひとりで出てきたそうで、愛……でした。
まずLOOSER2022スクリーンで見るとよりかっこいいな。さすが映像作品。
事前質問にひとりで答えていく形式。
・2004年と今回の沖田の違い
2004年は演出の意向もあり可愛らしく幼い沖田になっていた。今回は人斬りであり斬られる覚悟も常にあるというのを土台において演じた。
・芹沢鴨粛清のシーンの涙
同じく病を抱えて同じ志を持つ芹沢さんに対して「置いていかないでほしい」と思っている。とはいえひとりで泣けるものではないと思っているので、安田さんのお芝居が素晴らしかったからですね。
・「どうする家康」の記者会見のときに鎌倉殿のスタジオを覗きに行った。ちょっと嬉しそうにしてたので「俺はお前じゃなくて小栗旬に会いに来たんだ」って言ったそう。
・猫ちゃんのシーン
昔飼ってたって文脈で入れてもらったシーンだと思いますが、長いこと飼ってないしお芝居のために来てもらったプロの猫だし最終的にはエサでつりました。安田さんに「やっぱり慣れてるもんだなあ」って言ってもらったけど関係ないです。
・藤堂平助のキャラは2004年の稽古場からずっとやってる。ある日突然テレビで見た阿波踊りを踊る高橋英樹さんのモノマネ見せてきて、稽古場でやってるな〜と思ったら本番でもやって今回もやってましたね。彼は意外とレパートリー少ないから。笑