5D2、4人目音尾琢真のソロライブ!
人生初のオールスタンディングライブハウスでした。
■福岡 BEAT STATION
荷物小さくしてそわそわしながら入場。どこからも全体が見渡せるちょうどよいキャパ。後半寄りの整理番号だったけど、ちょうどセンターが抜けるスペースを位置取れてスタート!
開演BDM:月の裏で
音源が流れ始めて最初からシンガロング。適度なところでバンドメンバーとフロントマン登場!
♪Hey Jimi
♪冬歌
ゴリゴリのオッティーロックからの、沖縄民謡テイストのメロをギターで聴けるのが新鮮で面白い。
あとベースの伊藤千明さんがめちゃくちゃかっこいい。ちょうどギターボーカル抜けでずっと見えていて、笑顔でゴリゴリ弾き倒しているのが素敵だった。
暗転して早々にバサッとジャケット脱いだら客席から\セクシー!/の掛け声。後ろ向いたまま肩揺らして笑うフロントマン。すかさず\かっこいい!/\可愛い!/\大好き!!/の声が飛び交って「ここの皆さんは過去一愉快ですね」って言ってもらう。笑
「3公演やってきて皆さんに褒められてどんどん自己肯定感が上がってきております」「ほんとにみなさんのおかげで生きてるなって実感します」って言うの聞いてほっこりしつつ、「まあでも皆さんがいなくても生きています、そういう男です」って言ってくれる安心感もある。
自己肯定感についてはたびたび思うところがあったので直接好きだよの声が伝わっている嬉しさもあるし、それはそれとして(少なくとも我々の前では)飄々としているところも好きなんだよ。
【MC】
福岡は当日入りしたとのこと。羽田まで車で来たら、謎のランプが点滅してて点けたり消したりしたものの解消しなくて、不安を置いたままここに来ました。
保安検査場ギリギリに着いて、手荷物の機材止められないかなあって思いながら待ってたら、前にいた修学旅行生が先生と一緒に止められてた。警察も来てて何かと思って聞き耳立ててたら「エアガン持ち込んだ」と。さすがにエアガンはダメだよねえ、戸次さんじゃないんだから。
こういう今日あった話もオッティーさんじゃできなかったからね。
ということでオッティーさんの曲をやります!
♪Come fly with me
♪Who are you
♪I don't know why
配信されてる曲以外は2014年のDVDでしか聴いたことなかったけど、どれもかっこいい。特にI don't know whyが好きだった。
「思い返すといっぱい曲作りましたね」「オッティーさんの曲は『琢ちゃんはこういうのがやりたいんだな』と思ってください」みたいな話をしてるところで、\SONGS出て!/の声が。
「SONGSねえ、2人も関係者いるから頼んだら出れるかもしれないけどね笑」「でもSONGS出してなんて頼んだら、あいつに何回土下座させられるか」\代わりにするよ!/「代わりにしてくれるの笑、頼もしいなあ」みたいなゆるゆるした会話してる柔らかい笑顔が好き。
♪Trouble
♪I'm Ottey Ottoman
ベース伊藤さんドラム渋谷さんが一旦退場して、ピアノのみ。曲入る前に制作の背景を説明してくれた。
Otteyのためにたくさん曲作ったけど、自分の想いを込めた曲も作りたいと思った。それぞれの時代でいろんなことがあって、こうなりたい理想の自分がいるけどなれない自分もいる、でもそういう自分だって自分だから認めてあげたい、だからあとは任せたOttey Ottoman!みたいな気持ちで作った、ようなことを丁寧に言葉を尽くして話してくれる。「つまりこれがThis is Who I amなのか?じゃあこんな真ん中じゃなくて最後に取っとけばよかったかな」って言い始めたのも好き。
歌い出しすぐに前の方で1人倒れた方がいて中断。しきりに謝られる中で「全然、全然大丈夫」「ここに集まった仲間じゃない」と。協力した周りの方にも感謝して、「じゃあもう一回MCから行こうかな、うそうそ笑、歌からね」の表情も好き。
私は配信で初めて聴いたときになんて美しい曲なんだって思ってからずっと特別に好きな曲だったんだけど、改めて制作の想いを聞いて、ピアノとともにピンスポを浴びながら歌うのを聴いて、さらにスペシャルな曲になりました。
ここでピアノ土屋さんも退場して、アコギに持ち替えてひとりの時間。
お水飲んで、なぜかマイクに嚥下音聞かせてくれて会場Foo~!!ってなる。「いかん、本来俺がやりたかったのはこういうことではない!自分が怖い」って反省してて笑った。
♪月の裏で
1番のサビまでが弾き語りのバラードアレンジに。別の曲みたいですごく素敵。サビからはいつものテンポになって、みんなで飛び跳ねる。ドラバラの中でも異色な企画回の主題歌からライブ定番曲になってるのも曲の力だよね。
「さて、ひとりぼっちになっちゃいましたから、ちょっと遊びましょうかね」って言って始まったのがルーパータイム!
♪おねがい!NACS SUMMER
少しずつメロディやリズムを重ねていくの、プロのパティシエの作業みたいな心地よさがある。しばらく何の曲かわからなくてじっと見てた。
リーダーのラップパートを求められるんだけど速いし難しいし(さらに私の声は全然飛ばないタイプだし)であんまり力になれず悔しかった!笑 サビはみんなで歌って踊ってで心地よい。「他の4人にあてて書いた曲をこうやってみんなで歌ってると不思議な気分だな」と。
♪ぼくらのキセキ~five goes on~
さっきの録音が残っててサビおかわり、みたいなこともありつつ、こちらは印象的なメロディーが重なっていく。たぶん全体のトラックだけじゃなくて局所的なところも作っていて、魔法みたいだなと思って見てた。
歴史を振り返るおしゃれなギミックもありつつ、直球の「これから」が響くこの歌が音尾琢真から生まれてる事実を聴くたびにかみしめているので、音尾さんの声で『僕ら5人心ひとつだから』を聴けたのが本当に嬉しかった。
ここでバンド再登場!
♪勇気の翼
このアレンジが今回ベストで好きだった!アイドルソングが疾走感のある青春ロックに!大サビ前のブレイクでは神々しいまでのピンスポに照らされて超かっこいい。
♪きみにキャッチュー
最高潮の中でキャッチュー!若い頃の曲に渋みも加わっていっそう良さがあるベテランロッカーだった。セクシーでかっこいい。
♪Samba de Kanemocchi
最強の迷曲!ギター置いてお立ち台に。1番のuh~のところでするっと眼鏡外してシャツの胸元にかけてオーディエンス熱狂!
全部タクマ!で行くつもりだったのに2番でしっかりリッキッオ~って歌っちゃって、あ!!ってなったり、最後盛り上がりすぎて音源と拍ずれたまま進んだり、カオスになるのもライブだったな。
「残念ながらこれで最後の曲です」に心からのええ~~!!!が出た。
♪夏のご褒美
これも大切な曲。リーダーパートの「今日はほんとにありがとな」を力込めて歌ってくれて、こちらこそだよ~~!!になった。
「愛してる ひとり残らず」で会場くまなく指差しくれて、LOVEだよ。
最後バンドメンバーと客席で写真タイム。準備してる中で「僕らがいて、笑顔の皆さんがいて、これはリーダーうらやましがるだろうなあ!」って言ってたのが突然で良かった。
退場後早々に\\アンコール!//コール。しばらくスタッフのお兄さんがステージ上整備しているのを見る。このお兄さんも仕事人で素敵でした。
再登場して「さあさあさあ、じゃあみんなでこの曲のサビ歌おうぜ~」っていうことで、きみからつづく!
En. きみからつづく
全員でする~っとサビ合唱したら、すごく染み入ったような表情で「君たちはいったいどこで培養されたんだい」「なんか20~30年前に蒔いた種が大きな木に育ったみたいな感動があるな……」って言ってくれたのすごく嬉しかった。みんなにとって特別な曲なんだよ。
知らない人はラララでもいいよ、ってラララでもう1周して、「全部歌うならもう1回歌詞で歌えばみんな覚えられたかもしれなかった……」って反省して笑、もう1回みんなで歌ってから歌唱。
2番の歌詞がすごく好きで、音尾琢真本人の歌声が日々の生活で摩耗した心にしみ込んだ。
退場を見送っても拍手止まらず。
客出し曲:きみからつづく(インスト)
帰りがたい雰囲気から何となく自然発生的に合唱が始まって、2番~大サビ前まで客席で歌い続ける。
すっと音量が下がってダブルアンコール。すごく柔らかい表情で最高だって言ってくれて「じゃあ最後にもう一度ロックしてもいいですか!」って。
♪40years
ギター弾きながら移動してくれる。ふわっと微笑みながら弾いて歌っているのが幸せだった。
「よし決めたぞ、また来るからな!平日の昼でも、午後10時でも、深夜の2時……2時スタートでも!笑 必ず来てもらうからな!」って言って、最後ぐって身を乗り出して客席見ながら本当に細かく全方向に手振ってくれて。
愛が前提の声掛けがあって、それを全部吸収してくれるフロントマンからのレスポンスがあって、演奏を聴いて各々で盛り上がって、自然発生の合唱があって、それを聴いて嬉しいと思ってくれたダブルアンコールまで、おこがましいけど客席も一緒になって作り上げた「ライブ空間」だったなと思った。
音尾さんの魅力と愛情を全身で実感したライブだった。本当にただただ楽しかった。こちらからの愛もできるだけたくさん届いていると嬉しいな。
■KT Zepp Yokohama
ファイナル!!
40YearsとHeyJimiの曲順がチェンジ。アンコール、I love youを叫びながら、なんてラスト向きの曲なんだと思った。
各地でやっていた限定曲から、3曲追加。
♪Te extrano
ルーパータイムに追加。今の音尾さんだとさらに映えるアダルトな曲。
♪For You
大切な人のために作ったオッティ曲。明るい曲調と思いの込められた歌詞が胸にしみる。
♪菊介さんの歌
なつぞらスピンオフより。人に作ってもらったらちゃんと覚えなきゃいけないから自分で作った、らしい。笑
歌い始め一瞬で役が乗って鳥肌立った。最後は千春さん風味。
ファイナルなのも相まってかずっとにこにこふわふわ。
「琢ちゃん大好き!」のコーレスを求めておきながら、突然我に返って照れる。客席から\照れてても可愛い!/って早口で飛んできて、「んふふ、今テレテテモカワイイ!いただきましたけども、そんな、2拍に詰めなくても、という謎のツボに、入ってしまいました」って笑うの可愛い。
「今まで黙っていましたが……オッティオットマンは……実は僕なんです!」\\エェ~!!!//っていう遊びが気に入って3回くらいやって、「いや~これだけで1時間できますね……」って言い終わるや否やTrouble始まるの自由すぎてきゅん。
2階指定席からだと機材をカチャカチャする足元が全部見えて楽しかった。あとギター弾きながら足踏みするのが好き。
最後の曲でバンドメンバーみんなとそれぞれ目を合わせにいったのが本当に好き。演奏中のアイコンタクトは世の中で最も素晴らしいものです。
ダブルアンコール、きみからつづく合唱してたら途中で登場して、ノーマイクで一緒に歌ってくれた。
「音尾琢真」として客席に向かって、大切な話もたくさんしてくれて、本当に特別な時間でした。