大地(配信)
クリエMUSICAL Lab.(配信)
・CALL
空の劇場で上演される映像演劇としてすごく素敵な作品だった。
不思議な絵本みたいな雰囲気もありつつ、たぶん意図的に俗っぽい単語も使って時代感を混ぜ返してるんだろうな。
メルカリ・ネットカフェ・鳩サブレーはあるけど、演劇・拍手・観客は知らない。
JB・RENT・ウェディングシンガーを上演してた劇場が廃墟になっていて、98年の「かもめ」でドローンが回っていた(2X98年かもしれんけど)という設定で、今か昔か近未来か分からなくなってたように感じた。
ヒダリメが登場した瞬間、世界が変わるような感じ。
ルドルフ以降で初めて達成さんをきちんと見た機会だったけど、声も喋り方も歌声も好きだなと思いました。
とにかく曲が好き。
清竜人にもっと長いミュージカルか音楽劇作ってみてほしい。海宝くんにしか歌えない楽曲すぎてちよっと面白くなっちゃった。
ディスコミニュケーションを描いてきた人なので、夢パート冒頭の小さなイライラが重なってく感じがリアルでぐあ〜!ってなった。
ジャージー・ボーイズ コンサート(配信)
今の気分にものすごくささる素敵な素敵な時間でした!!!ほんっとうに楽しかった!!!!
あくまでも本編に沿ったつくりだけど、本編なら歌わない役の歌唱も聞けて嬉しかった。
藤岡トミーが輩すぎて怖い。笑
トミーvsトミーの寸劇、導入の春担当だからできることだけど、めちゃくちゃメタ度が高まってて好き。
ボブとフランキーの出会い、あっきーの歌声の力もあいまってものすごく涙腺にくる。
音楽を続けられるかすら分からないときに彼に会ったら、世界が変わったと思うよな。
東くんの声、曇りガラスみたいな質感で素敵だな。
矢崎ボブ、恋の形をしている……。wonder lady what a night のとこのニュアンスで胸撃ち抜かれた。
初見ボブでCD聴き倒したのもあると思うけど、声からにじみ出る感情や、あの控えめで的確なウインクがまっすぐ正しい軌道で画面越しのこちらに飛んできて、完全に心を持ってかれた……。
すぴニックはいろんなものを飲み込んで諦める悲しさがあるな。
目盛りが99のところまで一切表情に出ず自分でも意識してなくて、100になった途端に溢れ出していなくなってしまうような感じがする。
だからあそこで歌うBeggin'が声にならない魂の叫びのように感じた。
フランキーがニックの背中から客席に向き直ったあとに一度振り返って立ち去るの、本当に切ない。
カテコのCan't Take〜はまじで胸アツでしたね。まさに盟友。
だぶりコーラスの方々をアップで抜くカットが多かったのもありがたかった。この時期の映像・配信でアンサンブルの方のお名前が一致したのもある。
もうシンプルに智海くんのフランキーが見たいもんね。
無観客になった初回配信もあれはあれで見やすいとは思ったけど、やっぱりこの作品は観客がいて拍手やライトがあの場所に存在する意義があるな。
観客へのファンサがそのまま役の振る舞いになるの、あっきーがソロ曲中しきりに客席に手振ってるの見て気づいてしびれた。
さすがにそろそろ年齢差も気になるよな〜と思うけど、配信のドアップで見てもあっきーは少年で青年なのでいつまでも先に行ってほしい。
毎回ちょっとだけ藤田さんにいろんな担当させすぎではって申し訳な面白くなっちゃう。絶対に表に出てほしい強い意志のある人がいる気がする。
Defiled(配信)
成河&千葉哲也回。
成河さんの思い込んでしまって抜け出せない役、本当に好き。
真摯に生きるあまり視野が狭くなる未成熟さが声色と表情からあふれてる。
まじあの年齢不詳の声が最適だった。
千葉さん刑事はいっぱいいっぱいのときにあんな人現れたら寄りかかってしまうかもなと思うけど、それでいて絶対に寄り添ってはくれない厳しさがある。
でも愛する職を失ってひとりで絶望の中にいるときに「リアルとは仕事から疲れて帰ってきて家にいる扶養家族に振り回されてるときだ(お前には分からねえだろ)」みたいな話をされたらちょっと無理かもしれない。
最後の台詞はもともとあったのかな、それともVR配信をしてる今回に合わせたオチなんだろうか。
あらすじと企画が発表されたときから冗談めかしていろいろ言ってたけど、思ったよりがっつり今の状況にあてはまるお話だった。
良し悪しは分からないが変わろうとしている中で、進んではいけないという主張は身勝手なのか未来を見通した正しさなのか。
ボーイズ・イン・ザ・バンド@シアタードラマシティ
劇場での観劇復帰。
わたしが役と役者を混同するタイプの観客だったら安田さんのこと嫌いになるだろうなと思うくらい、他人にも自分にも破滅的な破壊衝動を向けていて、直視できなかった。
ラストの安田汁っぷり、今見れるのが奇跡なくらいべしゃべしゃだった。
川久保ハンク、めちゃくちゃかっこよかったよ〜〜。
誠実と言っていいのかわからないほどの愚直さが、あの崩壊した空気を変えた。
もっくんの美しさもすさまじい。
ハンクとラリーの、どちらかだけが正しいわけじゃなくて、自分の変えられないものを伝えて歩み寄る関係性が好き。
ハロルド、彼自身のことはあまり語られなかったけど、パンフ読んでなるほどなと思った。
鏡合わせのマイケルとハロルドを安田さんと浩ちゃんに当てたの、どの程度意図的なキャスティングだったんだろう。少なくとも白井さんは知らなかったようだけど。
とにかくこの2人でこの役を見れてよかった。
パンフでの対談で、本人たちが役と自分たちの関係性を重ねている話、具体的な台詞とエピソード(は知ってたけど)をあそこまでちゃんと聞けると思ってなかった。
濁流のような会話量で、世間話の中で少しずつ開示されていく関係性やバックボーンを読み取っていくのが気持ちよかった。
全部は理解できてないんだろうなと思うし、付け焼き刃の予習でも難しいかなと思う。
BIBアフターパーティ(配信)
ハンクになるために稽古場から振る舞いを考えた結果、共演者のほとんどから真面目な固い男だと思われてたTJかっこいい。
会話から察するに、カップル同士で同じ楽屋だったのかな。役づくりとか裏話の話題になると相手が「そうだったね〜」みたいな感じになってるの良かった。
しかしこう、他のキャストがいろいろお話する中、安田さんは精神面の役づくりとか話さないタイプだよねと改めて思う。
帝劇コン(配信)
・B日程
ドラマティックでエモーショナル!
楽日だからかセトリのせいかMCの違いかわかんないけど笑、実際にMCと出演者との関係性とかトークの運びによって味わいが変わるんだろうなと思った。
芳→育の言及は毎回のように聞くけど、今回のような芳雄さんへの発言久々に聞いたからはしゃいじゃった。
いくまりの闇広めちゃくちゃ良かった。まばたきしない目力系トート。
あっきーの僕ミュってあんまり聴く機会がなかったので嬉しかった。まさに音楽の天使に微笑まれた人だな。
あとね〜、やっぱわたしJB好きなんだなと思いました。
比較的しっとりと進むコンサートの中で、あんだけ自由に飛び跳ね動き回る時間の楽しさったらない。海宝ボブ観たかったな!
シスアクで音楽の楽しさ浴びてめちゃ泣いた。
MUSICALBOX(配信)
・万里生さん(天の声:禅さん)
天の声とのゆるゆるリモートトークが可愛い。ナビゲーターに巻きが入るとこまで見える。笑
万里生さんのデビュー時印象、「すげえやつが出てきた」「歳近かったら大変だと思ってた」っていう禅さん。
在宅期間中に突然テレビ電話かけてくる元基くんと深夜にベロベロで電話かけてくるかっきー可愛い。
カーン!ってスイッチ入れたまりおくんのアカペラオー・ソレ・ミオがすごい。
10周年コンサートのために東宝に写真提供依頼したら元基くんの写真が来たらしい。笑
いちばん好きなミュージカルナンバー、エリザのOP!分かる!!
寝れないときはお散歩してスチームサウナに入るまりおさんの気分転換聞いて、「スチームサウナが……?家に……あるの?」って驚愕する禅さんキュート。
・元基くん(天の声:万里生さん)
まーりおーだよー!!!で登場する天の声。
元基くんがすっごい距離近く、お客さんと友だちみたいに喋る。
・4人集合①
各々に自由でキュート。
元基くん禅さんにめちゃくちゃ軽いし、一斉に禅さんいじる三銃士が良い。
ディテールまで話す人と脱線する人とそこに乗ってく人でもうめちゃくちゃ笑
歌どれも本当に良かったので、せめてもう1曲入れてほしかった。
あと1曲ずつ入れたら全組み合わせでデュエットできるのに!
・かっきー(天の声:元基くん)
好きだって確認しようと思って見たところあるけど、ロイドウェバーメドレーで完全に陥落。
ガス劇場猫→ヘロデ王の歌の切り替わりと役が乗ったようなヘロデ王が好きすぎた。
・4人集合②
元基くんと禅さんのフランツルドルフ。
禅さんのことパパ呼びする元基ルド「ちゃんと皇帝になりました」
かっきー万里生のCOAのデュエットもキュート。
4人揃う機会ってそんなにないから新鮮で楽しかったです。
プレイタイム(配信)
劇場が舞台の映像作品として最高傑作だった。めちゃくちゃかっこよかった。
やっぱり森山未來の顔も声も身体能力もお芝居もめちゃくちゃ好きだ。
ノスタルジックで不思議な世界観とシステマティックに運営される裏方が溶け合う、劇場を堪能できる映像だった。
コクーンにあんないっぱい機構あるんだって改めて思った。
思い返せばプルートゥでは舞台動きまくってたし死の舞踏で客席ばらばらになってたし。
わたしはコンサート前後の搬出入の作業とか空気感がとても好きなので、染み渡るような映像だった。
京都妖気保安協会(配信)
めっっちゃ好きでした。舞台も好きだけど映像のチープなSFっぽさが好きなんだよな。
ワンカット生放送なのもしびれる。
当然のように不思議が日常に溶け込んでるの好き。
ダディ・ロング・レッグズ@御園座
けもの道@LINE CUBE SHIBUYA
初めてのハライチライブ、参加できてよかった!
漫才もふたりのトークもめちゃ面白かったし、オードリーさんとのトーク永遠に聞いてられた。
特にラジオの話、「(収録日の)火曜日が年々楽しみになっていく」みたいなお話が嬉しくてぐっときちゃった。
結婚の話で若様が「岩井ちゃんの結婚のニュース出たらファン泣き叫ぶでしょ」とかおっしゃってましたが、あなたのニュースこそどんだけの人が泣いたか!って思いました。
僕らこそミュージック(配信)
本当に夏の夢の終わりみたいなカオスでスペシャルで楽しくて素敵な時間でした。
レミゼ出てない俳優によるカフェソング、直前までわちゃわちゃ喋ってたのに本当に感情のスイッチがすごい。
おもむろにスクリーンに映し出される芳雄マリウス(?)。
1時間早く入ってセルフメイクして似たような衣装で撮影したそうで、「芳雄さんの思いつきで人が動くんですね」とあっきー。笑
後ろに次の曲待機の赤い衣装着たあっきーが立ってるのも効いてた。
あっきーのファイトがめちゃくちゃ良かった。すごかった、としか言えない。
お互いのオリジナル曲を交換して歌うのも素敵企画だった。
こうやって聴くと幸せのピースは大貫さんのピアノのフレーズだし、あっきーの曲はあっきーのフレーズのテンポ感で面白いな。
お互いに見つめ合いながら歌うのきゅんとする。
♪革命(ミュージカルの革命児だかららしい笑)がかかる中、せりを最大にあげてイケコ登場。
興味深くて面白いトークパートだった。
シングルだったヴォルフ内定者が出られなくなって前年デビューの芳雄さんが決定、もう何人か断られたところにCDジャケットきっかけであっきーFCにイケコが電話かけて決まったそう。他キャストにスターがいたから出来たキャスティングだったとのこと。
すごい話だ。
あっきーよっしーのレオポルトコロレド構想があるそうで!もうしばらくはいいので次かその次の世代くらいで実現してくれ。
将来の目標の話で、3人が同時に喋ってる中でぽろっと「(特定の作品出演が目標は)ちょっとせこいかな」って言ってたのがけっこう印象に残っている。ご本人も冗談で言ってるだけでほんとに目標ってことはないだろうけどね。2023年現在立て続けに新作持ってきてるし。
ただレミなら私はテナが見たい。
想定内の時間延長もあったけど笑、他の公演の狭間で2時間半近く歌い喋りっぱなしなのさすがでした。