みなも泳ぐ水鳥も

観劇と他の趣味

2024年見たものまとめ(5-6月)

EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2024 FAR EAST COWBOYZ

最高だった!!5人になってからそれほど積極的には追えてなかったんだけど、やっぱり彼らのパフォーマンスが大好きだ。

TJBBと一緒に酒場のセットでショーケースが本当に好き。お芝居っぽいパフォーマンスはセカンドさんのカラーのひとつだな。

また、そのあとのネスミス劇場!ひとりで1万人を沸かせ続ける八面六臂の大活躍。延長はしてたんだろうけど笑、あなたがいいって直接伝えられて良かった。

新曲のアムルーズとってもきれいな曲。雨の中で傘を持って踊るケンチさんを茫然と見ていた。

終盤の大暴れセトリも大好き。幸せなら手をたたこうからのCrapYourHandsなんかあまりにも将吉さんの仕事。

 

しばらくずっと平日にすべりこむようなスケジュールばっかりだったから、ライブ会場でご飯食べてちょっとグッズ見たりできてものすごく精神が回復した。

演出や最後の挨拶の言葉の端々に、勝手に、決着と今後の未来を見て、これからもこのグループを見ていたいと思いました。

 

The silence of Takuma Otoo This is Who I am

north-th-east.hateblo.jp

 

 

JBB CONSERT TOUR 2024

本当に歌が上手い。
初めて聴く曲もたくさんあったけど、特に「グッド・ナイト・ベイビー」とジャクソン5の「I Want You Back」が好きだった。

「アイドル」を踊って歌うあっきーにときめいた。あと振り付けのレクチャーで「皆さん見えてますよ~、やってない人も」って言い方の温度が好き。
いつもFreedomあっきーを見ることが多いけど、藤岡さんといるときにしっかり手綱を握ってるあっきーの良さがある。


ハムレット

素晴らしかった。柿澤勇人を好きで良かった。
狂気を演じているのか、それに飲み込まれているのか。正気と狂気のあわいを揺れ動きながら、すべての台詞がすべて聞き取りやすい。大声で叫んだあとに、独白で突然ぐっと声量を落とす場面で客席が引き込まれるのがわかる。
怒りの発露も好きだし、墓掘りとのシーンは本来のハムレット様を見ているようで好き。

オフィーリアも本当に良かった。もともと映像でかなり好きだったけど、声も舞台映えするし動きも魅力的。恋する乙女が困惑して発狂につながる変化がつらい。

 

ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル

 

north-th-east.hateblo.jp

 

この世界の片隅に

ものすごく良かった。
1幕は日常のいろいろな瞬間を切り取ったエピソードが中心で、キャラクターへの愛着が湧く。そのあと2幕で、具体的な年月日とともに事実がひたすら迫ってくる。それが8/6だけではないところもまた、こんなこと二度と起こしてはいけないとただただ思った。

海外作品を見ていて、もっと肌感覚で伝わるはずなんだろうなと思うことがよくあったんだけど、読み上げられる日付がただ進んでくるだけで苦しくなるのは国産ミュージカルによるものだなと思う。

 

キャラクターの関係は、女性たちが男を挟まずともつながっていたのがすごく好きだった。
櫻子すずと玲香リンさんだと鏡合わせというか対になっているように感じた。まだ幼い部分があって、周作さんと同じくらいすずさんをすずさんとして大切に思っている印象。

径子さんは、こんなに似合うことがあるかよってくらいぴったりだった。ちゃきちゃきしている故のはっきりした物言いと気遣い、娘を失った絶望、でも怒りの矛先が違うことを自覚しての「自由の色」がものすごかった。

 

海宝周作、無口で不器用な人がその人なりに大切に思って、少しずつ柔らかくなっていくのがわかる。祝言の日の寝室での、膝の角度。あと哲さんが来た日の、嫉妬してるけど性格的にも情勢的にもそれを押し込めるニュアンスがすごく好きだった。

哲さんも、今さらどうこうなりたいわけではないけど、特別だったんだなとわかる。初めての唯さんかなり好きだった。

昨今の子役たちの担う役割には震えるばかり。こどもすずちゃんが事あるごとにそばで見ている演出がすごく好きだった。あとすみちゃんのお芝居が好き!

そして毎度の、東宝漫画原作作品なのか上田一豪演出作品のチームなのか、アンサンブルの厚さたるや。

何より楽曲が本当に素晴らしかった。戦争の影響を受けているシーンほど、綺麗だったり楽しい曲だったりするのがつらい。あくまでも日常に侵食してくる戦争。歌い上げるような曲が少なくて、場面に寄り添うような楽曲が多い印象だった。

これからも国産オリジナル作品続いていきますように。