2020年になり、趣味に全振りしてる人間としてはとても辛い世界になってしまってますが、半年前の記憶を呼び起こして楽しい気持ちになりたい。
【7月】
7/6
芳雄さんバースデー回。初成河ルキーニだった。すごかった。
7/26
2019年初まりんつ。「悪夢」が突き刺さった。フランツの解像度がすごく上がって、エリザベートの解釈が変わった。
キネマと恋人
面白かった。「陥没」のときも思ったけど、ケラさんが書く女性の感情はなんであんなにリアルなんだろうか。
妻夫木くんのリアリティのあるかっこよさがすごかった。「私の青空」歌って踊る高助さんが信じられないくらい魅力的。
小林賢太郎「本」公演
楽しかったです。楽しそうだったので楽しかった。
ラについてかなりこじらせている人間なんですが、なんか今回の公演見てここ数年のいろいろが氷解した気がする。実は展示の方の会期中、急にご本人が落書き持って登場するタイミングに遭遇してしまい、 一気に「実在」を実感してちょっと反省した。
これからもいろいろ思うことはあるだろうけど、少なくとも今は別の方向見てるだけなんだなと思うようにした。
UNDERDOGG
静岡。開演直後から 最後までずっと泣き続けてた。
OPの神々しさ、お着替えタイムの革命的アイデア、1回止めてからのSALUくん登場!
楽しんでもらいたいって気持ちと、パフォーマンスのかっこよさと、音楽への愛がぐさぐさ胸に刺さった。
YYYとGCはやっぱり私にとって特別でぶちあがって踊っちゃうし、今回はNESMITHさんのパートを客に全振りされたので笑、全力で歌った。
【8月】
ピーターパン
小さいお友達と一緒に最前で見ました。
ファミリーミュージカル的な作品を大人になってから初めて見たんですが、ストーリーテラーのライザ(久保田磨希さん)が「わからないことがあったら、小さい声で隣の大人に聞いてください。ここはそういう場です」って言っていて、とても良かった。子供の頃にこういう作品に触れられるのは幸せだろうな。
ディズニーもそれ以外もあまり触れたことがなかったけど、大人になってから見るとパパやピーター、ネバーランドの住人がウェンディに期待していることの怖さを感じる。
目当てはフック船長でした。船員やピーターパンにあしらわれる様は普段の姿をほうふつとさせるものの、スイッチの入ったフック船長のにじみ出る怖さは横の子供が泣くほどだった。
ご本人がかなり意欲的にミュージカル進出に取り組んでいてめちゃくちゃ楽しみ。 個人的には、テナルディエとか普通にありそうな気がするし、見てみたいですね……。
8/14
思わぬ巡りあわせで入れた奇跡の公演。芳雄・万里生・成河回。
これまでの観劇の中でも指折りの、最高の公演だった。
舞台上と客席で熱気が高まりあい、「最後のダンス」ではショーストップ気味の盛り上がり。
悪夢が特に白眉で、堂々とシシィへの愛を歌うトート・つかみかからんばかりに怒りをむき出しにするフランツ・ふたりの争いを舞台に腰かけ手を叩いて笑いながら見ているルキーニ。
成河さんの笑い声がじかに聞こえて鳥肌が立った。
8/15
古川トート。子ルドに対してものすごく優しい顔で話しかけていて、マイヤーリンクもかなり寄り添っている感じ。
ラスト、シシィがこと切れたのに気付いて信じられないくらい絶望的な顔をしてたのがめちゃくちゃ印象に残った。あのトートは自分の愛の成就=エリザベートの死ということに気づいていなかったのかもしれない。
全然本編の話ではないけど、初の帝劇最前でオケピの中とか見えてテンション上がりました。
RAISE THE FLAG
解像度上がってから初めての三代目さんライブ。
王族の帰還っぷりにしびれる。ずっとキラキラしている 。
コーレスとか一緒に踊って!とかはどのグループにもあるけど、三代目はとびぬけて難しいこと求められてる気がする。一般公開前のRat-tat-tat、これまでになかった感じの曲でめちゃくちゃ楽しかったけど、初見であれ踊るのはむずい。
【9月】
UNDERDOGG
北海道ファイナル。
佐藤広大・Crazy Boy・SWAY・AKIRAさん!など学生時代から今までに一緒に音楽をやってきたメンバーとコラボ!
お誕生日企画には12歳の女の子・しゅうちゃんが選出。あまりの可愛さに、将吉さんも客席も満面の笑みでした。最高。
ラストのMCで、見に来ていた啓司さん・ケンチさん・NAOTOさんとAKIRAさんが登場。本当にただただねぎらって感想言って帰っていく感じが嬉しかったです。
本当に将吉さんの人生を集約したみたいなライブだった。このツアーにリアルタイムで立ち会うことができて、本当に幸せだったな。
ヘドウィグアンドアングリーインチ
俳優・浦井健治よ……。すごすぎた。
ライブ中のヘドウィグのひとり語りとして進行していくお話。ライブ中こちらに語りかけてきているのはヘドウィグで、最後すべてを落として素顔で出てきて歌っているのも表情もヘドウィグで、同じ顔でカーテンコールで出てきたのは浦井健治で。
明るく振舞いながら闇を抱えるヘドウィグの、半生を語るライブと同じ尺で感情のしこりが氷解していく様を見届けるこの観劇体験は何なんだろう。
リ・リ・リストラ~仁義ある戦い・ハンバーガー代理戦争~
初めてのOOPARTS。これまでの作品はけっこう重いところもあったらしいけど、今回のはかなりコメディに振った感じ。
将康、事務所内ではいじられポジション担いがちな彼が、ダメなところもあるけど筋の通った好青年を演じているの新鮮だったし、かっこよかった。あと普通の俳優さんと並ぶと背の高さとガタイの良さが段違いでした。
藤村さんはもう、どこに出してもおかしくない立派な俳優さんですよね……。何の違和感もない。
パインソーぶりの赤谷さん、好きなタイプの裏切りインテリヤクザで好きでした。
いちばん刺さったのがキャラメルボックスの阿部丈二さん。飄々としていて、やたら身体能力高く、お芝居の雰囲気が好き。
感覚的にもネタ的にも古いなと思うところもあったし(ボイン云々とか、ですよ。なのか…とか)積極的に好きとはいえないけど、映画・ドラマと三部作だったはずの元の形がどんな想定だったのか気になるな。