みなも泳ぐ水鳥も

観劇と他の趣味

2018年 見たものまとめ(1月~3月)

2018年の1月~3月に見たものメモ。

 

【1月】

 

山崎育三郎LIVE TOUR ~keep in touch~ @ZeppNagoya

ライブハウスのキャパで見るいっくんの迫力!立見席だったけど、歌・ダンス・軽妙なMCを堪能できた。今のミュージカル俳優の中で、ライブハウスツアーを実現するなら山崎育三郎なんだろうと思った。

お誕生日ライブだったので、アンコール前に客席から自然発生HappyBirthday!しばらく全然合わなかったけど笑、喜んでいただけてうれしかった!

 

髑髏城の七人season月 上弦の月 @ステージアラウンド

私は鳥ドクロが最推しなんですが、かなり拮抗するくらい上弦ドクロがタイプだった。

まず天魔王誕生ダンスで心をぐっと掴まれる。上弦の天魔王は、殿から愛情をもらえなかった子供のような人だった。自分より殿に愛された男・蘭兵衛を手に入れて、地の男・捨ノ介を壊そうとしたけど、反対に自分の鎧がどんどんはがされて自分を受け入れられなくなり最期に自分を壊してしまう。そんな悲しくて美しい早乙女天がたまらなく好きでした。あとこの天のキャラに対応して、生駒の最期が変更になっていた。他バージョンは天の行動が信じられないという顔で死んでいくんだけど、今回の生駒はすべて受け入れた顔で、笑って自害するんです。このシーンが一番印象に残った。

 

それと上弦の荒武者隊がめっちゃくちゃ好き!まず歌って踊れるし、くるくる回るし。兵庫と太夫の年の差も、どうなるかと思ったけど、年の差を生かしたラストの台詞で泣いてしまった。私の中で永遠の太夫は聖子さんだし、須賀健太のかわいさと男らしさにやられた。

 

下弦は見られなかったけど、全season走り切りました。修羅天魔も千秋楽でLVするそうなので、見られるかも?

 

プルートゥ PLUTO 鉄腕アトム「史上最大のロボット」より @シアターコクーン

2.5次元舞台は通ってこなかったので他がどんなのか分かんないけど、これは漫画を現実に起こした舞台だった。場面を転換する白い壁に原作漫画の映像が投影される。

アトムをやっている森山未來の体の薄さに驚いた。最近コンテンポラリーダンサーのイメージが強くて、勝手に筋肉質な体を想像していたけど、まるで少年だった。

あと太鳳ちゃんがすごく良かった。ヘレナとウランでまったく声色も動きも違う。ウランちゃんは太鳳ちゃんの身体性を生かした天真爛漫な少女で、アトムやお茶の水博士に駄々をこねるのがめちゃくちゃかわいい。ゲジヒトをなくしたあとのヘレナと天馬博士のシーンで、号泣してしまった。

原作未読ですが、明らかに某国をモデルにしているお話。物語としても舞台芸術としてもとても面白い(楽しいお話ではないけど)。6月にWOWOWで放送されるそうなので、興味ある方はぜひ見てみてください。

 

【2月】

 

黒蜥蜴@梅田芸術劇場 メインホール

フェチズムを詰め込んだような舞台。

芳雄さんの明智小五郎はめちゃくちゃはまり役だと思います。美しい犯罪を愛する美しい探偵。人間としての一線を越えそうになるダーティさも、これからの芳雄さんで見ていきたいと思ったので、シリーズ化をお願いします。

中谷美紀様は美しさの権化だった。喋り方は時代感に合わせてたのか、昭和の名女優みたいな感じでしたが。

美しさにとらわれて黒蜥蜴の奴隷となる成河さんは、あまりにも生々しくえろい。黒蜥蜴が明智に恋をしていると気づいた雨宮が叫びながら後ずさりするのとか、もうやばい。ただ最近しんどい成河さんを見ることが多くて、ちょっとトラウマになってまして。今回もそのパターンか…と思ってたら、最後は相良樹ちゃんと子供みたいなケンカして「僕たち愛し合ってるんです!」って退場していったので、幸せそうでよかった。

今回は、アフタートーク目当てでもありました。豆まきしてもらったり、長々と語り続ける成河さんと、それに楽しそうにつっこみを入れる芳雄さんが可愛かった。東京から大阪に劇場が変わると電圧が変わってしまい、舞台装置の速度に違いが出てきてしまう、みたいな舞台裏の話もあり、とても面白かった。

 

EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 ROUTE6・6 @三重県営サンアリーナ

昨年の秋くらいに好きになり、クリスマスイブに初ライブを見に行ってから、まさかの2回目。

1回目は6人をすべて見たくて目が散ってたんだけど、2回目なので存分に推しを追うことができた。全曲全演出かっこいいんだけど、やっぱりNINE WORLDSのキングがたまらなく好きです。

心配だったのは交通で、劇場って比較的駅前だったりアクセスが優れてると思うんですね。でもアリーナはスペースなのか騒音なのか、めちゃくちゃ交通の便が悪いところが多くて、無事たどり着けるか終電までに帰れるか心配していました。でも近鉄さんの全面バックアップとライブ15時開始という配慮によって、何の問題もなく行き来が完了して一安心でした。これでまたひとつ、ぼっちで乗り込める場所が増えた。

 

TEAM NACS本公演「PARAMUSHIR」@東海市芸術劇場

私にとって最初で最後の生PARAMUSHIRでした。なんと最前列を引き当てた、はしっこだったけど。

テーマが発表されたときは正直、この現在進行形で火種となっているテーマを本公演でできるのかと思ってしまったんだけど、真摯に歴史に向き合い、かつほっとするシーンも楽しめる見ごたえのある本公演だった。

改めて感想を書きたいと思ってます。

 

劇団雌猫 悪友ナイト 大阪冬の陣 @大阪ロフトプラスワン

「浪費図鑑」として書籍化もされた同人誌「悪友」を制作している劇団雌猫さんの主催イベントに参加してきました。ジャニーズと宝塚の世界について、有識者のお話を聞く。

元ジャニオタなのでジャニーズは分かると思ってたけど、8万のスワロフスキーうちわとかぬい文化とか知らないことがたくさんあった。

宝塚は、いわゆるムラ周辺がゆかりある土地なんですが、まったく関わってこなかったのでめちゃくちゃ興味深かった。あんな巨大組織なのに、イベントやマネジメントの多くが非公式のファンによって運営されてるとか、トップスターさんの送り迎えをファンがやって引退するとそのままマネージャーになることがあるとか。今まで何となく食わず嫌いだったけど、一度見に行ってみたいなあ。

それと個人的に、ブログ始めたのは同人誌の悪友浪費読んで「こんな文章書きたいな」と思ったのがきっかけなので、著者の方々がお話されているのを聞けて良かった。文章が面白い人は、プレゼンも上手でした。

 

【3月】

 

ブロードウェイと銃弾@梅田芸術劇場 メインホール

ここ1、2年福田作品は倫理観が合わなくて、見てはもやもやするのを繰り返してるんですが、海外原作ミュージカルは好きで。派手で見せ場が多いので、かー!っと楽しくなるんですよね。そしてしろたん、健ちゃんともにミュージカルで見るの初めてでした。

何と言っても城田チーチがかっこいい!悪い男のダーティな曲が好き。大きくて迫力があるのでタップもダンスも、もっのすごく舞台映えする。

健ちゃんのデビットもめちゃくちゃよかった。基本的には振り回される役だけど、自分のやってることに負い目感じてなかったり、最終的にやったことうやむやになってたり、意外と可愛いあざとキャラ。パンフか何かにあったけど、デビットが浦井健治に決まった時点で絵が見えたっていうのが納得できるくらいはまり役でした。

あとカテコのデビットチーチのきゃぴきゃぴがめちゃくちゃ可愛かった。

 

 

1月から2月はちょっと詰め込みすぎて疲れたけど、どれもこれも楽しかった。

4月以降はもうちょっとコンスタントに感想書いてこうと思います。