【4月】
クラッシャー女中
複雑だ。
歌、恋人への甘々態度、ドSキャラ、キレるときの声色、どれもこれも見たかったものだけど、そこも込みでどうせ「人気俳優」を見に来てるんやろ?という演出を感じてしまったような気がする。これは過去の諸々に対するイメージによる偏見かもしれないが…。もしかして、ガワを見て人を好きになるという物語のメタ構造なのか?
でもやっぱり発声の感じが好き。これからも舞台でも見ていたいです。
ファンタジックな雰囲気の会話劇はとても好きなので、楽しく観ました。
あとカカオの田村健太郎さんがめちゃくちゃ好きだった。前半のピエロっぽいポジションからテンションが変わらないまま、妹・恋人・友人に対して複雑な感情をこなしていくのがものすごかった。
キンキーブーツ
好きだった~~~!!!!!2幕後半からずっと泣きどおしだった。
ローラ登場のかっこよさが衝撃的だった。肩回りはたくましく、足はスレンダーで、よく響く声で美しく踊る。
あとローレンが好き。初めこそ洋画吹き替えみたいな話し方に面食らったけど、キュートで誠実でめちゃくちゃかわいかった。
物語としては、ラストに近づいたチャーリーの空回りがつらかった。差別意識とか偏見ってドンみたいなわかりやすく旧来的で差別的な人だけでなく、チャーリーみたいに理解があるように見える人にも残っているんだよなというのを自戒込みで感じた。
ドンがローラたちへの見方を変えられたことが、まさに「自分が変われば世界が変わる」だな~と思って、そこがすごく好き。あの状況でも、けっ!!て思いながらそれまでと同じ振る舞いを続けるような人はたくさんいるはずで、あそこで自分のこれまでを顧みることができる強さを持ったドンだから、最後に広い世界を見ることができたんだなと思いました。
ラストのショーは本当にシンプルにかっこよくて号泣しながら手拍子しっぱなしでした。この演目をこのキャストでやることの意義はすごく大きいと思ったな。
THROW YA FIST
友人に声かけてもらって、初ランぺ!めちゃくちゃ楽しかった。
Overとノキノキで衝撃を受け、高速ラップでかずまくんの王っぷりを実感し、最後まで16人でキラキラしている姿にほっこりした。
【5月】
奮発の黄昏
楽しかった。
世界観が狂っているコントが好き。
会場限定のDVDがすごくて、40年近く一緒にいる幼馴染が相手をどう思っているかとか、さらっと家族の話が出てくるところとか、こんな映像見ていいのみたいな。
【6月】
東宝ミュージカルが好きなどと言っていながら今回初見。
冒頭から歌うま!!!の連続。吉原バルジャン、出獄即めちゃくちゃ歌がうまい。
はまめぐさん、力強く歌い上げるようなイメージが強かったので、息絶えるファンテーヌがものすごく悲しかった。
じゅんさん朴璐美テナルディエ、愉快で猥雑でめちゃくちゃかっこよかった。
海宝マリウス、キラッキラ。恋におちて革命に身が入らなくなってる感じも、本当に素直にエポニーヌの好意に気づいていない感じも、あのイノセントな歌声と雰囲気が後押ししていてめちゃくちゃ好き。
相葉アンジョルラスかっこいい!ふんわりしたマリウスの横にいるので、まさしくリーダーという感じだった。
エポニーヌの歌がぐさぐさ突き刺さった。On My Ownも恵みの雨も、震えるほどつらくて悲しくて。
物語はコゼットの存在によって動いていくけど、守られて愛する人は生きていてこちらを向いているという彼女に対して、家族は生きているがめちゃくちゃ、好きな人が別の人と恋におちる瞬間を見てしまう、それでも好きな人を守りそばにいることを選んで好きな人の腕の中で命を落としていくエポニーヌは、私の心をつかんでいった。
でも絶対に死なないし負けないテナルディエ夫妻も好き。
私が初めて自力で見たミュージカルで一番好きな演目。 2016年版初見で、そこで買った2015年版ライブ音源を聞き倒して、今回帝劇で観劇する運びとなりました。
ちゃんと個別に感想書きたい。
前から見てみたいと思っていた演目。
発声の圧がすごい。一音を落とす者は去れ、がまじで徹底されているんだなと思った。
ひとりの若者としてキリストを見ると、めちゃくちゃ周りが無理を言っている気がしてきて辛かった。なのにユダの声は届かない…。誰もどうすることもできなかった…。
ヘロデ王がめっちゃくちゃ好きでした。一瞬で心つかまれた。ジーザスコンサート行けないけど、成河ヘロデめっちゃ見たいな。愉快な曲調なんだけど、実権を他にとられた名ばかりの権力者の諦念だと思って聞くと、もの悲しさも感じる。
冥界から復活したユダがこっちに語りかけてくるのに面食らった。あれはどういうシーンなんだ。
中川晃教コンサート2019
あっきーがもともとシンガーソングライターなのあんまり知らなかったので、ミュージカルナンバーと趣きの違う自分の曲聞けて面白かった。